大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

大阪府景観審議会に出席

5月27日(火) 曇り

 大阪府景観審議会に出席しました。府議会の都市住宅常任委員会の委員長が審議会委員を兼ねるため、ひとまず10月までは私の役割となります。(写真1、2)

 本日の議題は①LED等証明広告の規制のあり方②官公署等における屋外広告物のあり方③古市古墳群緩衝地帯における屋外広告物規制のあり方、の3つでした。

 ①は都市計画法で定める住居地域で、LEDや電飾などを使い、表示内容を変えられるものや、点滅する広告看板の明るさを数値で規制しようというものです。

 すでにパチンコ店や大型量販店の照明広告の明るさを調べており、今年度は人の目でどう感じるかを調べることになりました。

 ②は府屋外広告物条例で広告設置が禁止されている官公署(府庁、市役所など)の敷地に広告を設置できるようにするのが狙いです。こちらは今年10月に開催予定の次回の審議会で設置できるようにする方向で答申を出すことになりました。

 ③は府などが世界遺産登録を目指す百舌鳥・古市古墳群のうち、藤井寺市、羽曳野市にまたがる古市古墳群の周辺地域で、現行の屋外広告物条例より規制を強化しようとするものです。こちらは部会をつくり、来年2月に予定している審議会に答申を出すことになりました。

 この審議会、今年度はあと3回開かれる予定です。こちらもしっかりと準備をして議論に臨んでいきます。もう一枚は咲洲庁舎から見た風景です。対岸は夢洲です。
(写真3)


写真1

写真2

写真3

会派で岩手県を視察

5月15、16日(木、金) 晴れ一時雨

 会派の議員11人で順に岩手県遠野市、盛岡市、陸前高田市、大船渡市へ視察に訪れました。(写真1)

 初日はまず遠野市のNPO法人「遠野まごころネット」にお邪魔しました。東日本大震災の復旧支援ボランティアの活動拠点として大きな役割を果たしています。(写真2)

 お話を伺ったのは同NPO顧問の荒川栄悦さん、3年前の大震災発災直後から自らもボランティアとして被災地に入るなど、一貫して復旧・復興にあたってきた方です。

 「出る杭はどんどん引っ張り上げる」「ノーではなくイエスを前提に」。やることは自分で決める。まさしく本来の意味の「ボランティア」だと思います。私たちが訪れた日も数人ですが、ここを拠点にボランティア活動に出かけていました。

 午後は岩手県庁(盛岡市)へ。大震災からの復興状況や地域としての防災力向上に向けた取り組みなどの説明を受けました。現在も大阪府をはじめ、全国各地からの職員が建築・土木関係の仕事を中心に応援をしています。

 また、大規模災害からどのように児童・生徒を守るかとの観点から、「学校防災・災害対策指針」を全面改定し、「どうやって自分の命を自分で守るか」との視点から防災教育にも改めて取り組んでいるそうです。(写真3)

 2日目は陸前高田市の気仙川水門の工事現場をまず訪れました。東日本大震災のとき、津波が河口から7キロ以上さかのぼり、国道45号線やJR大船渡線などで4橋梁が流失しました。建設中の水門は12.5メートルの高さの津波を防げるそうです。(写真4)

 沿岸部の市街地は大規模な盛り土工事が進んでいます。土の輸送にトラックでなくベルトコンベヤを使うことで、工期が10年から2年に短縮できるとのことです。(写真5)

 もう1か所、市立米崎小学校にお邪魔しました。校舎の屋根にソーラーパネルを、敷地の片隅に蓄電池を備え、いざという時に避難所となる体育館などで電気を送ることができます。平時は売電しているそうです。(写真6)

 午後は大船渡市に行きました。ここの魚市場は4月から被災した古い建物でなく、新しい建物で営業をしています。省力化に向け、セリをタブレット端末でできるよう、システムを構築するなど新しいことに積極的に挑戦しています。大船渡湾を一望できるデッキに見とれてしまいました。(写真7)

 全線で運転再開した三陸鉄道の南リアス線の一部区間も乗りました。ところどころに新しい路盤があったり、「あそこは津波で被災したまま」との運転士の説明を聴いたりするうちに30分があっという間に過ぎました。(写真8)

 最後は岩手県大船渡合同庁舎で大阪府から派遣されている職員と会いました。遠く離れた地で黙々と役割を果たされている姿に頭が下がりました。

 私が岩手県を訪れたのは3年ぶりです。これまで被災地で取り組まれてきたことに学び、こちらも大規模災害に備えていかなければなりません。お伺いした皆様、大変にありがとうございました。


写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7

写真8

OSAKAしごとフィールドを視察

5月7日(水) 晴れ

 会派でOSAKAしごとフィールド(大阪市中央区)を視察しました(写真1)。仕事をしたい人、仕事をしたい人がほしい中小企業双方を支援する大阪府の拠点です。

 就職に向けた履歴書の書き方や模擬面接、資格試験に向けた講習会の開催や、ニートの若者向けのカウンセリングなど多様な機能を合わせ持っています。

 中でも「働くママ応援コーナー」は4月にできたばかりですが、小さな子供連れでも相談に来られるよう遊び場があるなど細やかな工夫がなされています。(写真2)

 これからもあちこち出かけ、自分の目で見て確かめて課題の解決に取り組んでいきます。


写真1

写真2