大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

教育常任委員会で神奈川県を視察

1月29日(月) 晴れ

 府議会教育常任委員会の視察で神奈川県を訪れました。

 まずは県庁へ(写真1)。①県立高校改革②学校とフリースクールの連携、についてお聞きしました。

 平成28年度から3期12年間の改革実施計画は①質の高い教育の充実②学校経営力の向上③再編・統合の取り組み、を掲げ、すべての県立高校を対象にしています。とりわけ、難関大学への進学を想定した「学力向上進学重点校」は実績を踏まえ指定を前倒しします。

 また、障がいのある生徒が健常の生徒と一緒に学ぶインクルーシブ教育の一環として、発達障害などの生徒に特別のカリキュラムを用意する通級指導を30年度から3校で実施します。

 フリースクールとの連携は小中学生の不登校の増加がきっかけでした。18年度から県とフリースクールの関係者による連携協議会が始まり、現在は不登校児童・生徒への説明会や、教員の派遣研修などをしています。

 学校や福祉機関との連携が課題とし、とりわけ学校での理解がまだ不足している、というのが県の認識です。とはいえ、連携協議会があるだけ進んでいる、かもしれません。

 もう1か所、横浜市にあるフリースクール、NPO法人楠の木学園にお邪魔しました(写真2、3)。不登校や発達障がい、高校中退者ら中学生以上の人たちを対象にしています。提携する通信制高校の課程を終えれば高校卒業の資格を得られるようにもなっています。

 職場実習を通し、社会へ出ていく自信や責任感をはぐくんでいます。就職後のフォローもしており、離職率の低さに定評があるそうです。

 ちょうど下校時にぶつかったため、元気な生徒たちの姿もちらっと見ることができました。それぞれの可能性を大いに発揮していってくださいね。


写真1

写真2

写真3