大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

府議会環境農林水産常任委員会で質疑

12月10日(木) 晴れ

 今年度は府議会議員の初当選から14年目で初めてとなる環境農林水産常任委員会に所属しました。この日は①ドライミストなどを活用した都市部の猛暑対策②子育て施設の木質化③地籍調査④6次産業化に取り組む農業者の支援⑤栽培漁業センター、の5項目について質疑・質問しました。(写真)

 ①は駅前広場やバス停など人が集まる場所でドライミストや日よけ、植栽を組み合わせて真夏の暑さをしのごうとするものです。今年度からは森林環境税を使い、初期費用は1500万円を上限に全額補助します。今夏設置した4か所は暑さ指数(WBGT)が最大2.9度下がったそうです。

 ②は幼稚園や保育所などの子育て施設の床や壁など内装の木質化に対し、府が250万円を上限に半額補助していました。子どもたちが喜んでいるだけでなく、保護者が木製品に関心を持つようになった、などの効果が出ています。

 ③は土地一筆ごとの所有者、境界、面積などを現地調査し、確定させるものです。進ちょく率は全国平均が52%に対し、大阪府は10%に過ぎません。筆数や土地所有者の数が多く、他地域に比べ時間と労力が余計にかかる、といいます。実施主体となる市町村に引き続き調査の必要性を訴え、効果的な測量手法などを伝えていくとのことです。

 ④は商品企画や販路開拓に加え、経営指導もできるよう中小企業診断士を希望する農家に派遣できるようにしました。また、新型コロナの影響で対面の研修会や交流会開催が難しいため、来年3月にウェブを使った交流会を開く予定です。

 ⑤は(公財)大阪府漁業振興基金(岬町)が大阪府環境農林水産総合研究所水産技術センター(同)内で運営しています。現在はキジハタ、ヒラメ、トラフグ、アカガイの4魚種を育て、大阪湾に放流、漁獲量を増やそうとしています。稚魚を育てやすい水槽に全面改修することで、キジハタなら現状より約2万尾多い年11万尾放流できるようになる、とのことです。

 この日の質疑の様子は府議会のホームページで見ることができます。アドレスはこちら。

 http://www.gikai-chukei.jp/ 環境農林水産常任 を選んでください。


府議会本会議で一般質問

12月1日(火) 晴れ

 この任期で2回目となる一般質問に立ちました(写真)。①学校での多文化共生の取り組み②英語教育③日本遺産④関西国際空港⑤新大阪駅周辺のまちづくり⑥淀川流域のまちづくり、の6項目を取り上げました。

 ①は11月に開かれた「OSAKA 多文化共生フォーラム」が外国にルーツのある生徒にとり、自信をつける機会になっているので、府教育庁としてさらに多くの生徒の出席を促す、と答弁がありました。また、府内7地域に16人の「外国人児童生徒支援員」を配置し、子どもたちの学校生活を支えています。

 ②は府立高校のICTを利用した生徒の英会話力測定ツールについて聞きました。12月からモデル校で検証試験をしています。2021年3月末までに完成、4月以降は多くの府立高校で使えるよう取り組む、とのことです。

 ③は3年間の国からの補助事業が切れた後も取り組みが続けられるよう、府の関係部局が連携して当該市町村を支援するとともに、国に対し補助期間の延長を要望している、とのことです。

 ④は新型コロナウイルス感染症の水際対策として、だ液抗原検査による検査体制を強化していることや、2025年大阪・関西万博に向けた第1ターミナルビルの大規模改修が確実にできるよう府として最大限尽力する、との答弁がありました。

 ⑤は国や大阪府・市、UR都市機構などが協議会をつくり、検討を進めています。まちづくりの機運を醸成するため、国内外の企業や府民・市民向けなど対象に合わせ、シンポジウムの開催やデジタル広告など効果的な情報発信に取り組む、とのことです。

 ⑥は企業や民間団体、地元市町などで構成する「淀川沿川まちづくりプラットフォーム」が活動しています。大阪湾から京都方面までを視野に、船着き場や河川敷などを生かした賑わいづくりや防災の取り組みを進めていく、との答弁がありました。

 この日の一般質問の様子は府議会ホームページでご覧いただけます。アドレスはこちら。

 http://www.gikai-chukei.jp/

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