大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

淀川消防署警防技術錬成会を視察

6月29日(月) 晴れ

 淀川消防署で開かれた警防技術錬成会を視察しました。本署や出張所に所属する消防士4人1組の7チームが、日ごろ培った消火や救助の技術の正確さや素早さを競い合いました。

 訓練は木造3階建て住宅の2階部分から出火、逃げ遅れた人を救出する、との想定です。消防車に乗り込み、現地に着いたとの前提でまずは消火作業、3つの的を放水で正確に撃ちぬく早さがポイントです(写真1)。

 次は梯子を伸ばし、消火用のホースを持って2階に上っていきます(写真2)。酸素ボンベなどの装備をしっかり身に着けているか、2階に着いた時に床が抜けていないかなどの安全確認をしているかなどが問われました。

 鎮火させたところで逃げ遅れた人に見立てた人形にロープをかけ、下ろしていきます(写真3)。

 一連の流れを最も早くできたチームは3分46秒、2番目は4分ちょうどでしたが、どちらも小さなミスで減点があり、優勝を逃してしまいました。

 後で署長に伺いましたが、減点した項目はちょっとしたミスや手順の誤りに見えても、消防の現場だと命取りになりかねないことだそうです。いざという時に備えるには訓練の積み重ね、ということを改めて感じました。


写真1

写真2

写真3

府立箕面高校の英語授業を視察

6月25日(木) 晴れ

 この4月に大阪府教育委員会が公募で採用した「スーパーイングリッシュティーチャー(SET)」の授業を視察するため、府立箕面高校を訪れました。

 SETに課せられた役割は、英語の読む、聴く、書く、話す、の4技能を高校3年間で英語圏の大学に進学できるレベルに生徒を引き上げることです。当然、SETには高い英語力に限らず、教える力が問われます。

 私たちがお邪魔した1年生の授業では、自分の好きな歌手やバンドについて15秒間理由を考え、45秒間英語で話していました(写真1)。

 さらに、スカイプでフィリピンの人と英語で話す事前準備として自己紹介や、日本と韓国の若者向け音楽のどちらが好きか、などを2人1組で練習していました(写真2)。

 15秒考えて、45秒話す練習は当初、日本語で生徒にさせていたそうです。英語の授業なのになぜ、となったそうですが、日本語でできないことが英語でできるはずがない、と生徒を納得させたそうです。

 失敗を恐れず、場数を踏むことで上達していくのは英語力も一緒です。大阪府教育委員会の取り組みを今後も注目していきます。


写真1

写真2

水産技術センターなど視察

6月23日(火) 晴れ

 会派で大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センター(岬町)などを視察しました。

 同センターは大阪湾で水揚げされる魚介類を増やそうと稚魚や稚貝を育てて放流しているほか、水質や海底の土質の環境調査などをしています。この日はふ化・養殖施設を見学し(写真1)、和歌山県との府県境まで調査船「おおさか」で案内してもらいました(写真2)。

 現在、キジハタ(アコウ)やトラフグ、赤貝といった取引価格の比較的高い魚介類を増やすことに力を入れています。大阪の古名「なにわ」は魚が豊かな海「魚庭(なにわ)」にちなむ、との説もあります。自然豊かな海の復活を期待しています。

 午後はこーたり~な阪南店(阪南市、写真3)、愛彩ランド(岸和田市、写真4)と泉州地域にある2か所の農産物直売所を訪れました。地域の農業者が生産した農産物の販路拡大や、新規就農の促進が目的です。

 私も生産者の名前が入った枝豆やミニトマト、ししとう、島らっきょうを買いました。どれも大変おいしくいただきました。


写真1

写真2

写真3

写真4