大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

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教育常任委員会意見開陳

2018年10月18日

教育常任委員会意見開陳

 公明党大阪府議会議員団の加治木一彦でございます。

 本委員会に付託されております諸議案等について、我が会派の意見と態度を申し上げます。

 高等学校入学者選抜に用いる評定の公平性を担保するということで実施をされているチャレンジテストについて、過去にも、中学3年生のチャレンジテストは天候等の影響により後日に実施したケースがありました。本(2018)年は、6月の実施予定が大阪北部地震の影響で9月に延期され、さらに台風第21号の影響により473校中71校が9月6日より後に実施したとのことでした。

 12日の教育常任委員会で、大阪市立中学校校長会のアンケートを踏まえ、それまでに寄せられた保護者や学校関係者が抱いていた公平性や公正性への疑問についてさまざまに指摘をしました。それは、府民の皆様の声を府議会に届けるのは府議会議員として当然の役割であると信じるからです。

 高校の入学者選抜の結果、合格、不合格が分かれてしまうこと自体はやむを得ないと考えますが、公正な競争環境が用意されていることが大前提です。ことしのチャレンジテストの実施状況は果たして公正なものだったのでしょうか。高校入学者の選抜制度そのものとことしのチャレンジテストの実施状況を分けて考える必要はあるでしょうが、府教育庁は公正性が担保されていると主張されるなら、その根拠を受験生や保護者、中学校関係者にどうすれば理解、納得してもらえるか、皆さんで大いに知恵を絞ってください。その上で、今後の高校入学者の選抜制度をどう改善すればよいのか、PDCAサイクルをしっかり動かすことを強く求めておきます。

 以上、申し述べましたが、本委員会に付託されております諸議案のうち、第1号議案中関係事項、第17号議案及び第35号議案中関係事項について賛成であることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。御清聴ありがとうございました。