大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

府教育センターを視察

5月16日(木) くもり後晴れ

 会派の議員有志で大阪府教育センター(大阪市住吉区)を視察しました。

 私がたびたび議会質問で取り上げてきた外国ルーツの児童・生徒への日本語教育の一環として、一人一台端末を活用し、センターにいる教員が府内各地に点在する当該児童・生徒にオンラインで授業をしています。この日は2人の教員が小学生を相手に簡単な日本語の作文を教えていました。(写真1、2)

 私も同じようにヘッドホンをしてパソコン画面に映る授業を見せてもらいました。(写真3)

 センターの重要な役割として府が採用した教職員向けの研修があります。コロナ禍で1か所に集めての研修が難しかった時期、オンライン配信のための機材を配備していました。講師が身に着ける小型カメラ(写真4)や、パソコンで操作すれば360度見回すことのできる据え置き型カメラ兼集音マイクなどがありました。

 研修の仕方もコロナ禍を経て変わったそうです。事前の予習のように情報を一方的に流すものはオンラインで、小グループでの討議が必要なものはセンターに集まって、と整理したそうです。

 最上階には大型の天体望遠鏡が備え付けられています。太陽の黒点やフレアを見せてもらいました。(写真5)

 このほか、府内の学校で使われている教科書などを所蔵する図書室や、保護者らからの教育相談のための部屋(写真6)などがあります。大阪の教育の裏方として引き続き貢献してもらうことを願っております。


写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

おおさかグローバル塾入塾式に出席

5月12日(日) 晴れ

 将来、英語圏の大学に進学を希望する生徒向けに質の高い英語や、入学手続きなど必要な準備を教える「おおさかグローバル塾」の今年度の入塾式に出席しました。(写真)

 代表で決意を述べた生徒はまず海外留学で舞台芸術を学び、さらに広く文化・芸術分野の見識を広げ、大阪の国際化に貢献したい、とのことでした。50人の塾生の皆さんが今年1年間で目指す進路に向け力を蓄えていかれることを期待しております。


写真

府立長吉高校を視察

5月7日(火) くもり

 府立長吉高校(大阪市平野区)を視察しました。

 長吉高校も府立高校で8校ある「日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜」実施校(枠校)の1校です。

 2001年度から受け入れを始め、この4月は中国やベトナム、フィリピンなどにルーツのある14人が枠校の制度で入学しました。さらに日本人生徒らと同じ入試で合格した10人が日本語指導の対象者として在籍しています。

 この日は1年生と2年生の授業にお邪魔しました。

 1年生は「系列体験日本語1」という科目で外国ルーツの生徒たちだけを対象にした日本語の時間です。1から10までの読み方と漢字の書き方を学んでいました。お聞きすると、学校から日本語理解が十分でない生徒への様々な連絡事項を説明する時間にも使っている、とのことです。確かに時折、英語も飛び交っていました。(写真1)

 2年生の「基礎数学演習」を担当していたのはベトナムにルーツのある長吉高校の卒業生の教員です。また「朝鮮文化理解」は民族楽器の太鼓「チャンゴ」の練習をしていました(写真2)。

 長吉高校の学校経営計画の目標の一つに「人権・多様性を尊重する教育の推進」があります。「生徒・教職員が多文化共生を体感する機会の創出」という点で、授業の一環で民族楽器を体験できることに感心しました。

 枠校として20年以上の経験を蓄積しているのは強みでしょう。一方で、教員の後継者の育成を訴えておられました。人が入れ替わっても枠校での質の高い教育を続けるには何が必要なのか、解決策を探っていかないといけないですね、

 おまけの2枚。2014年の「文化フェスティバル」での生徒たちの作品です。つまようじ1本1本に色を付け、台に刺すことで文字や国旗などを描いています(写真3)。もう1枚は外国ルーツの生徒たちの部活動、多文化研究会の部屋です。被り物や過去の活動を記録した写真などがありました(写真4)。


写真1

写真2

写真3

写真4

府立東淀川高校を視察

5月1日(水) 雨

 私の地元にある府立東淀川高校(大阪市淀川区)にお邪魔しました。

 東淀川高校は府立高校で8校ある「日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜」実施校(枠校)の1校です。2017年度から受け入れを始め、この4月も中国やベトナム、ネパールなどにルーツのある16人が入学しました。

 この入試で合格した生徒を東淀川高校は「くろーばぁ生」の愛称で呼んでいます。四つ葉のクローバーに合わせ「知」「絆」「技」「夢」の4つのゴールを掲げます。それぞれ①日本語学習・教科学習②人間関係(他の生徒との交流・共同作業)③ルーツを学び、第一言語を強みに(母語の力・母語の文化の発信)④夢に向かって羽ばたくための3年間、という意味があります。

 この日は各学年のくろーばぁ生たちの授業の様子も見ることができました。1年生は英語での観光案内です。スライドを使い、自分の国の有名な観光地や名物の料理などを紹介していました。(写真1)

 2年生は物理の授業でした。教員の用意したプリントは漢字にふりがながつけてあったり、時折英語を使っての説明もあったりと生徒の理解を手助けする工夫がされていました。(写真2)

 3年生も英語でした。こちらは日本人生徒と一緒にグループワークをしていました。メジャーリーガーの大谷翔平選手を題材にした英文でしたので、生徒たちにもなじみやすかったのではないでしょうか。(写真3)

 私はこれまで何度となく府議会で日本語指導が必要な児童・生徒への施策について取り上げてきました。年を追うごとに人数も母語数も右肩上がりとなっています。府内8校の枠校の校長が集まり、課題への対応を協議するなどのこともされているそうです。

 東淀川高校を取り上げた教育専門誌に同校の教員が寄せた言葉を紹介します。「外国にルーツを持つ生徒と日本にルーツを持つ生徒がともに過ごす3年間は、双方に大きな意味があります。日本が目指す未来の社会のあり方を考えると、そうした教育の場が全国にもっと広がっていってほしいと思います」。(ビューネクスト高校版、2023年12月号)

 おまけの2枚。廊下に生徒たちの美術作品(写真4)や研究発表(写真5)などが展示されていました。元気な生徒たちの学校生活が垣間見えました。


写真1

写真2

写真3

写真4

写真5