大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

安威川ダムを視察

7月20日(火) 晴れ

 治水対策で建設が進んでいる安威川ダム(茨木市)を視察しました。(写真1)

 2022年4-5月ごろにダム本体が完成し、水をためることができるようになります(写真2)。写真の左側がダム湖の予定地です。本来の洪水調節ができるようになるのは2023年度の見込みだそうです。

 振り返れば2014年11月のダム本体起工式に当時、府議会都市住宅常任委員長を仰せつかっていた関係で出席しました。完成すれば茨木、高槻、摂津、吹田、大阪の流域5市にまたがる地域が洪水から守られます。無事故で工事が進められることを願っております。


写真1

写真2

OSAKA多文化共生フォーラムに出席

7月17日(土) 晴れ

 今年で3回目となる「2021 OSAKA多文化共生フォーラム」に出席しました。外国にルーツのある中学生、高校生合わせて約100人が参加、大盛況となりました。(写真)

 高校2年生の男子生徒が2人、自らの体験を話してくれました。一人は中1のときにフィリピンから来日、全く日本語がわからず、自信を無くした、と振り返ります。

 母親の「人を助けられる人になりなさい」の言葉を支えに、中学時代は日本語を徹底して学びました。言葉ができるようになると成績も上がり、友人もでき、学校生活も楽しくなったそうです。

 高校で多文化研究部に所属し、近くの小学校でフィリピンのダンスを披露したり、英語の授業に参加したりしています。「何事もあきらめず、やり切れば必ずできるようになる」「失敗してもいい。立ち上がることが大切」と後輩たちにエールを送っていました。

 もう一人は小6のときに中国より来日、中国語のできる先生のアドバイスを受けながら小学校で学んでいました。中1のときには中国語弁論大会で優秀賞を取っています。

 高校で様々な国出身の生徒が集まるクラブに入り、日本語を学んだり、学校行事に参加したりする中で自分から他人にかかわれるよう変わっていったそうです。

 中学時代は勉強の意欲に乏しかったのが、高校に入ってからは「次の進路が大事、自分を変えたいから」と勉強に力が入るようになりました。テストでいい点を取り、自信につながるという好循環になっています。

 「僕にとってはここで自分のことを発表するのがチャレンジ。すべてが良い経験になると信じている」「高校生活が自分を変える機会になった」と語ってくれました。

 高校生への質問タイムはお互いに自由に母語を話せるためか、あちこちで活発に会話が飛び交っていました。私も中国ルーツの生徒たちの集まりを横で聞いていましたが、さっぱりわかりません。周りの大人たちは時々中身を要約してもらっていたとのことです。

 終了後、中学生から「質問にちゃんと答えてくれた」「自分以外にも頑張っている人がいる」との感想がありました。大阪で学んだ外国ルーツの生徒たちが将来、思う存分活躍してくれることを心より願っております。


府議会で代表質問

7月9日(金) 雨

 臨時の府議会本会議が開かれ、私が会派を代表して質問をしました。(写真)

 まず、新型コロナウイルスワクチン接種について、国からのワクチン供給の見通しが立たず新規予約を一時停止する自治体が相次ぐなど、混乱と不安が広がっていることを指摘しました。

 その上で、ワクチンの在庫を管理する国の接種記録システム(VRS)に各市町村の接種実績が反映されるまでに「タイムラグが生じている」とし、府がワクチンの在庫の正確な実態把握を急ぎ、円滑な接種を後押しするよう訴えました。

 府は市町村の接種状況などの実態把握をすると答えました。

 一方、無利子で生活資金を借りられる緊急小口資金などの特例貸付について、民生委員と連携し支援が必要な人に制度の情報が行き届くよう求めたのに対し、府は民生委員にも情報提供をするなどと応じました。

 この日の代表質問は府議会のホームページで見ることができます。アドレスはこちら。

 http://www.gikai-chukei.jp/ 本会議の7月臨時会を選んでください。