大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

商工労働常任委員会で仙台を視察

8月31日(月)、9月1日(火) 曇り時々雨

 府議会商工労働常任委員会の管外視察で仙台市を訪れました。

 1日目は国立研究開発法人・産業技術総合研究所の東北センターにお伺いしました。東北地方で産出する粘土を生かしたコーティングフィルムや溶剤の使用量を減らした塗装技術、マイクロ波を使った加熱技術などの説明を受けました。(写真1)

 大阪の企業が同センターの技術を使った製品を開発していることなど、仙台と大阪で離れていますが共同研究は盛んだそうです。お互いに広く知恵を集め、役に立つ技術や製品開発につなげてほしいですね。

 ロビーにあったのは産総研が開発したロボット「パロ」、触ると気持ちよさそうな表情をして和ませてくれます。(写真2)

 2日目は午前中に東北大学金属材料研究所にお邪魔しました。来年で設立100年を迎える歴史のある施設です。見せていただいたのは何かと話題の3Dプリンター(写真3)、チタン粉末を真空中で成形していくことで人工関節やプロペラなど複雑な形も簡単に作り上げてしまいます。(写真4)

 午後は仙台フィンランド健康福祉センター事業創成国際館を訪れました。福祉先進国、フィンランドの企業による介護・福祉サービスや機器開発の支援などを通し、多くの商品を市場に送り出してきました(写真5)。こちらにも大阪の企業が2社、貸オフィスに入居しています。

 東北と大阪、離れていますが様々なつながりがあることを改めて感じました。お互いの良さを生かし、街を元気にしていきたいですね。


写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

戦没者追悼式に参列

8月5日(水) 晴れ

 大阪府立国際会議場で開かれた大阪府・市共催の「戦後70年 平和祈念・大阪戦没者追悼式」に参列しました。

 今年は戦後70年の節目に当たることから、参列者の献花以外にも昭和20(1945)年3月の大阪大空襲を経験した女性の体験談(写真1)や、当時の記録映像の上映などもありました。

 この4月、沖縄へ平和学習に出かけた子どもたちの成果発表(写真2)や、大阪市立聖和小学校(天王寺区)の生涯学習ルーム「ポップコーンこどもコーラス」の合唱披露(写真3)もありました。

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)憲章の前文に「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」の有名な一節があります。今なお世界の各地で戦火が絶えない現状を踏まえ、それぞれの役割が問われます。


写真1

写真2

写真3