第5期
第4期
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第3期
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第2期
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2013年
2012年
2011年
第1期
3月29,30日(木、金) 晴れ
会派で鹿児島県を訪れました。
まずは鹿児島県こども総合療育センターへ。発達障がい児への地域支援体制づくりについてお聞きしました(写真1)。同センターによると、県内の子どもの約1割に発達障がいがあるそうです。このため、同センターの受診希望者も多く、2015年度は初診受付から実際の初診まで平均で141.2日待たされていました。
そこで、市町村や学校の紹介がないと同センターの初診を受けられないようにし、受付から初診までの期間でケースワーカーが紹介先や家族と連絡を取り、初期の支援ができるようにしました。こうした工夫が実を結び、16年度は88.9日と大幅に短縮できました。
「いきなり発達障がいと診断することよりまずは支援から始め、経過を見て診断する仕組みをつくるべき」と外岡資朗同センター所長。地域ごとに設置した自立支援協議会が活発に活動できるようにしたい、とのことです。
2日目の午前中は鹿児島県の生活困窮者自立支援制度の取り組み、とりわけ大隅半島の5町で活動する「大隅くらし・しごとサポートセンター」(大隅くらさぽ)の担当者に来てもらい、就労準備支援や子どもの学習支援などの説明をお聞きしました(写真2)。
大隅くらさぽは5人程度のグループによる就労準備支援や、中学校を拠点にした学習支援などに取り組んでいます。子どもの学習支援のサポーターには引きこもり経験のある若者が参加している、などの成果が出ています。
一方で、地域ならではの課題もあります。互いに顔見知りなため、かえって相談に行きにくい、若者世代と支援機関を結び付けるか、スタッフが限られるため、どう効率化するかなど、取り組みを進めてきたからこそ見えてきたものと言えます。また、圏域の核となる市と連携ができればできることも広げられるのでは、と感じました。
午後は鹿児島県歴史資料センター黎明館を訪れました(写真3)。明治維新150周年にあたる今年、西郷隆盛が主人公のNHK大河ドラマが放送され、黎明館も企画展をしていました。
敷地にはかつて薩摩藩の鹿児島(鶴丸)城の本丸があり、今も堀や石垣、石橋があります。石垣には西南戦争の時の弾痕も残っています(写真4)。
おまけの3枚。東九州自動車道には同じ名前、加治木インターチェンジがあります(写真5)。歴史を感じさせる建物は旧県庁舎で、現在は県政記念館とレストランになっています(写真6)最後は桜島、少しですが噴煙をあげていました(写真7)。
3月13,19日(火、月) 両日とも晴れ
13日は①日本遺産②教職員の働き方改革③小中学校の英語教育④高校の英語教育⑤小中学校の日本語指導の取り組み⑥高校の日本語指導の取り組み⑦府立高校の再編整備と特色づくり、について府に問いただしました。(写真)
①は竹内街道に続く府内での認定に向け、大阪市と堺市が町人の力で作られたまちの賑わいを、池田市は植木生産の営みが生んだ集落景観を、河内長野市は巨大寺院と棚田が織りなす中世の面影が残る景観をそれぞれテーマに申請しています。さらにいくつかの市が2019年1月の申請に向け準備を進めており、府が引き続き指導・助言をしていきます。
②は府立学校で外部人材による部活動指導や在宅勤務、長期休業中の学校休業日の設定など、新たな取り組みで時間外勤務の短縮を目指します。
③は2020年度から小学5,6年生で英語が教科になることを踏まえ、教員向けの研修を進めていることや、複数の教員で英語の授業をするなどの仕組みをつくった、とのことでした。
さらに中学校の英語は「教員が英語で授業を行うことを基本とする」とされたため、外部の専門機関が教員向けの研修を引き受けています。授業中に話す言葉の半分以上が英語、との教員の割合が77.4%と2年前の35.3%から大きく伸びた、とのことです。
④は府立高校17校に配置されたスーパーイングリッシュティーチャー(SET)の実績について聞きました。授業中に英語で話す機会が増え、生徒の意欲が高まったことや、他の英語教員にも授業改革の効果があったといいます。
⑤は日本語指導の必要な児童生徒が年々増えているため、引き続き授業の進め方や教材の作り方の研修を実施してくれます。また、日本語がうまく使えない児童生徒への通訳派遣もこれまでより対象者を広げます。
⑥は府立高校でも生徒への日本語指導や保護者懇談などへの通訳派遣の回数を増やしたほか、外国籍の高校生の就労条件が緩和されたことについて学校などを通し周知をしています。
⑦は府立高校普通科の特色づくりとしての専門コースと、基礎学力を身に着け、社会で生きぬく力を育てるエンパワメントスクールなどについて聞きました。生徒の興味関心や進路に合わせ、高校選びの選択肢が広がることは歓迎すべきと考えます。
少子化で高校進学者が減り続ける中、公平な学習機会の確保と生徒の可能性を最大限に引き出すことを高い水準で両立させることを基本理念に府立高校の特色づくり・再編整備に取り組む、との答弁がありました。
19日は自民党会派が提案した私立高校の授業料無償化に関する条例案について、提出者の自民党府議との議員間質疑をしました。条例にすることで誰もが簡単に見えるようになる、制度として安定したものになる、というのが提出者の主張でした。
こちらは①国が私立高校の授業料無償化に向け制度を検討している②あまりに詳細な点まで条例で規定しようとしている、などの点から継続審査とすべき、と主張、23日の本会議で多数決で継続審査となりました。
2日間の質疑の様子は府議会のHPでご覧いただけます。教育常任から私の名前を選んでください。
http://www.gikai-chukei.jp/
3月21日(水、祝) 雨のちくもり
ともにいきるシンポ ~多民族社会「日本」のこれから~ と題するシンポジウムに出かけてきました。(写真)
「子ども・若者の教育&就労を考える」と題し、法政大学教授の湯浅誠氏の講演がありました。①日本人②若い男性③正社員、を前提に組み立てられていた社会の「傘」からはみ出た人たちがずぶぬれになり、貧困状態に陥ってしまっている。それがひとり親世帯であったり、外国人の世帯だったりする、との分析を示してくれました。ホームレスや非正規労働者の支援で名前を知られている人の話だけに、説得力がありました。
パネルディスカッションには高校生の時に来日し、現在は日本で働くネパール出身の女性、日本人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれた男性がそれぞれの体験を話してくれました。中学生時代に親と離れ、一時期ひとりで暮らさざるを得なかった男性の話を聞くと、まだまだ支援の手が届いていない子どもたちがいるかもしれない、と考えされました。
また、参加者が6-8人程度のグループに分かれての意見交換もなかなかに興味深いものでした。外国にルーツを持つ子どもたちがどう日本語の力をつけるか、学校や地域などでどんなことができるのか、参考になりそうなことがありました。3時間の予定が20分ほど超過しましたが、有意義な時間を過ごさせてもらいました。
3月14日(水) 晴れ
わが母校、大阪市立十三中学校の卒業証書授与式に出席しました(写真1)。校長先生は①挑戦を恐れない②失敗にくじけない③思いやりの心を持つ、の3つのお話をされました。卒業生代表で「喜びの言葉」を述べていたのはおそらく私の同級生のお嬢さん、しっかり大役を果たしていました。
もう1枚、生徒手作りのテルテル坊主(写真2)、こちらも4月並みの暖かい好天を作り出してくれました。大手柄です。卒業生の皆さん、4月からは新たな舞台で思う存分のご活躍をされることを願っております。
今年の「春3月 旅立ちの季節」は府議会の日程に重なったこともあり、今回が最終回です。お伺いできなかった高校、中学校、小学校、幼稚園を卒業・卒園された皆様にも心よりお祝いを申し上げます。
3月6日(火) 晴れ
会派の三浦寿子府議と府立布施北高校(東大阪市)、光陽支援学校(大阪市旭区)を視察しました。
布施北高校は学び直しをしたい生徒を受け入れる「エンパワメントスクール」として2017年4月に生まれ変わりました。1年生の間は英語、数学、国語の授業が毎日30分ずつあります。
また、様々な企業が多く集まる東大阪市の地域特性を生かし、2,3年生は週1回、受け入れ先の企業や保育園などで職場体験実習をする「デュアルシステム」が同高校の特徴です。1つの受け入れ先に生徒は1人、大人に囲まれて学ぶ体制になっており、生徒自身の頑張りが求められます。
光陽支援学校は肢体不自由や病弱の児童・生徒が通っています。給食は子どもたちの食べる力に合わせて流動食や固形食など作り分けられています(写真1,2)。
子どもたちに教師や看護師ら大人が寄り添って食べさせたり、胃ろうで流し込んだりと、たっぷり時間をかけています。やはり、食べるのは楽しい時間のようで、笑顔も見られました。
卒業式を間近に控え、給食室には手作りの飾りがありました。(写真3)元気で毎日を過ごされるよう願っております。
3月3日(土) くもり
淀川区医師会看護専門学校の卒業式に出席しました。年齢層も様々、働きながら、家事をこなしながら勉学に励み、この日を迎えられた方もいらっしゃいます。本当におめでとうございます。また、男子学生の姿もありました(写真)。
どれだけ医療技術が進んだとしても、人が人を看護するということに変わりはなく、看護師さんの一言に救われた、との声はたくさん聞きます。これからのご活躍を心よりお祈りいたします。
3月1日(木) 晴れ
わが母校、府立北野高校の第70回卒業証書授与式にお伺いしました(写真1)。夜中のうちに春の嵐も過ぎ去り、風は強いもののお天気に恵まれました。130期生男子184人、女子133人の計317人がこの日を迎えました。
校長の式辞で「守破離」の話を通し、卒業生に守、破の段階を高校で終え、これから離に向かう。一芸に秀でる、リーダーシップを発揮するなど、それぞれの道で活躍してほしい、と激励の言葉を送りました。「北野がみなさんをつくり、みなさんが北野をつくる」。130期生の皆さんのご活躍を楽しみにしています。
なんと、式次第に校歌が楽譜入りで掲載されていました(写真2)。「譜面があれば歌える人がいるかも」とのことですが、はじめて見ました。