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2011年
第1期
11月30日(木) 晴れ
この日まで開かれていた大阪府立上方演芸資料館「ワッハ上方」の展示「萬歳から漫才へ」を見るため、大阪工業大学梅田キャンパスを訪れました(写真1)。
ロビーの一角にある展示は昔の漫才の音声が流れていたほか、映画などの宣伝ポスターがありました(写真2)。その時代の雰囲気をよく伝えています。
そのあとはこの4月にできたばかりの大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部が入る21階建てのキャンパスを視察しました。
盲導犬の服をデザインしていたり(写真3)、企業のインターンシップを通して新たな製品づくりに取り組んでいたり(写真4)とどちらも実用を意識した取り組みをしていました。
おまけの1枚、ビルの6階にある図書館から外に出ると庭園があります。梅田名物の観覧車もご覧のとおりです(写真5)。
11月20日(月) くもり
平成30年秋の治療開始を目指し、建設中の「大阪重粒子線センター(仮称)」(大阪市中央区)を視察しました。(写真1)
巨大な加速器(写真2)で炭素イオンを光速の7割程度に加速し、重粒子線としてがんの病巣部を狙い撃ちします。正常な細胞への副作用は既存の放射線治療に比べて少ないのが特徴です。外科手術で取り除くのが難しい体の奥のがんや、すい臓がんなど難治性のがんへの治療に使われます。
センター内に治療室(写真3)が3室あり、一人の患者の治療が終われば別の部屋ですぐに次の患者の治療を始められるようになっています。
溝江純悦センター長は「重粒子線治療は手術を必要としないうえに痛みもなく、1回の治療が1時間前後の比較的短い時間で済むため、仕事や日常生活を続けながら外来での治療も可能だ。ぜひとも普及させていきたい」と強調していました。
11月13、14日(月、火) くもり一時雨のち晴れ
会派の視察で熊本県を訪れました。
まず、2016年4月の熊本地震で大きな被害のあった益城町、南阿蘇村へ。益城町の木山川にかかる新川橋は地震で川岸の地盤が沈下し、橋げたとの間がずれてしまいました。ガードレールがゆがんでいます。(写真1)
そこで、既存の橋の隣に仮設橋を架け、橋を架けなおす工事が進められています(写真2)。また、堤防の修復も続けられていました。
南阿蘇村には山の斜面が崩れたために壊された阿蘇大橋(1971年3月完成)がかかっていました(写真3)。対岸では建設機械がせわしなく動く様子が見えました。「あそおおはし」と書かれた銘板がここに橋があったことを思い出させてくれます(写真4)。下流側で「新阿蘇大橋」を架ける工事をしていました。
次は県立農業大学校(合志市)にお邪魔しました(写真5)。1978年4月に開校、2006年に専修学校の認可を受けました。栽培、飼育するものに応じて農産園芸、野菜、畜産の3学科がなる農学部と、県内の農業者ら向けの研修部があります。農学部は全寮制で県外の学生も受け入れています。卒業生は4年制大学への編入も可能になっています。
研修部は個々人が肥料や種苗にかかる費用を自己負担して作物を栽培する一方、自分で販売した収益は自分のものになる、といったプロ経営者コースなどがあります。
この日の夕方は大阪府などが誘致を目指す2025年万博の支援をお願いするため、岩下栄一・熊本県議会議長を表敬訪問しました(写真6)。
2日目は熊本市田原坂西南戦争資料館を訪れました。官軍、薩摩軍の双方の犠牲者の名前を刻んだ慰霊碑が立てられています(写真7)。小雨模様の天気に「雨は降る降る じんばは濡れる 越すに越されぬ 田原坂」をちょっとだけ味わってきました。
熊本城も復旧工事の真っ最中です。写真は石垣が一筋残ったために辛うじて持ちこたえた飯田丸五階櫓です(写真8)。現在は鉄骨で下支えをし、建物を解体しているところだそうです。この後石垣を組みなおし、建物を再建するという気の遠くなる工程が続いていきます。
市の担当者によると、2018年度には仮設の見学通路をつくり、観光客に復旧の様子を見てもらえるようにしたい、とのことでした。
熊本城の南西に位置する商業施設「桜の馬場 城彩苑」は修学旅行の小学生らで大賑わいでした(写真9)。この子どもたちに地震から立ち直ろうとしている熊本城はどのように映ったのでしょうか。
最後にもう1枚、2010年4月に撮影した熊本城です(写真10)。何年先になるかわかりませんが、もう一度立派な姿を見たいものです。