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8月22、23日(木、金) 晴れ
関西広域連合議会が22日、米子コンベンションセンター(鳥取県米子市)であり、一般質問をしました。(写真1)
この日取り上げたのは①大阪・関西万博の参加国と域内市町村の国際交流推進②関西パビリオンでの子どもの参加③淀川舟運を生かしたにぎわいづくり④ツーリストシップの普及、の4項目です。
①は2005年の愛・地球博で愛知県内の市町村と万博参加国が「一市町村一国フレンドシップ事業」で交流を深めた前例があります。今回は国が「万博国際交流プログラム」を実施しており、広域連合内の市町村に一つでも多く参加を呼び掛けるよう問いました。
三日月大造・広域連合長(滋賀県知事)は「相互理解や誘客を促す観点から非常に有意義」とした上で、「連合域内から一つでも多くの市町村がプログラムに参加し、活発な国際交流がなされるよう促していきたい」と答弁がありました。
②は関西パビリオンの「一日館長」や課題研究の優秀作品の発表の場とすることで、参加する機会をつくってはどうか、と提案しました。
三日月連合長よりすでに関西パビリオンで上映する動画やイラストを公募するなど、だれもが主体的に参加できる展示企画を予定している、との説明がありました。さらに出展府県とも連携し、こちらが例示した企画も参考にしながら子供の学びにつながる工夫を凝らした取り組みを検討したい、との答弁がありました。
③は大阪府議会でもたびたび取り上げてきたテーマです。
西脇隆俊・副広域連合長(京都府知事)からは万博開幕の半年前となる10月13日に大阪から京都・伏見まで船を運航し、広域的なイベントが開かれることや、流域の歴史・文化のコンテンツなどを活用した旅行商品を計画している、との答弁がありました。
さらに、万博期間中に京都までの船旅で関西の歴史や文化を学び、特産品を楽しむなど魅力を堪能してもらえる取り組みも検討。万博終了後も淀川舟運を生かした効果的な観光誘客に取り組む、とのことです。
④は聞きなれない言葉だと思います。「ツーリストシップ」とは簡単に言えばスポーツマンシップの旅行者版、ということになります。訪問する場所、そこに暮らす人たちへの配慮を忘れず、旅行を楽しむ、ということです。現在は京都市に本部を置く同名の一般社団法人が観光客向けにわかりやすい内容や表現で普及啓発に取り組んでいます。
西脇副連合長は「外国人観光客に住民生活に配慮し、地域の文化や習慣を理解していただく活動は持続可能な観光を推進するために大変重要と考えており、現在改定を進めている『関西観光・文化振興計画』に盛り込むことを検討したい」と答弁しました。
翌23日は①サントリー天然水奥大山ブナの森工場(鳥取県江府町)②奥大山自然塾(同)③大山まきばみるくの里(鳥取県伯耆町)を視察しました。
①は天然水がボトル詰めされる生産ラインや冬場に降った雪を1か所に集め、夏の冷房などに利用している様子を見学しました(写真2、3、4)。大山に降った雪や雨が20年ほどの間、伏流水として流れてきたものをくみ上げているそうです。
②は未来の地球を考える環境教育プログラムとして2023年5月、町が富良野自然塾(北海道富良野市、倉本聰塾長)の協力を得て8か所目として開校しました。
短時間の訪問でしたが、森林浴や冷たい川の水に直接触れる体験ができました。「人間がかかわることで森を再生させる」との考えのもと、木を元気にすることで病気を防ぐ、という点は興味を引きました。(写真5、6)
③は昼食を兼ねて訪れました。「白バラ牛乳」のブランドを持つ大山乳業農業協同組合(同県琴浦町)が運営しています。同農協は県内のすべての酪農家が組合員となり、1県1生産組織1処理工場の体制ができています。生乳だけでなく加工品でも販売することで利益率を上げる工夫もされています。昼食のおともに瓶入りの白バラ牛乳が出ました。(写真7)
おまけの1枚。米子駅前「だんだん広場」に蒸気機関車が客車をけん引して空に向かうモニュメントがあります。1995年4月にできたもので「『山陰鉄道発祥の地』米子の交通拠点としてのイメージと『21世紀の国際交流都市』を目指した街づくりの姿をダイナミックな蒸気機関車のフォルムに重ね合わせ、天空へと向かって今走り出す瞬間を造形化しています」とのことです。私はどうしても「銀河鉄道999」を連想してしまいますが…。(写真8)
8月10日(土) 晴れ
将来、英語圏の大学に進学を希望する生徒向けに質の高い英語や、入学手続きなど必要な準備を教える「おおさかグローバル塾」の短期留学報告会に出席しました。(写真1)
受講生たちは7月27日から8月4日の間、イギリス・リーズ大学で研修を受けてきました。その時の様子をスライドや動画を使い説明してくれました。(写真2)
その後は10のグループに分かれ、世界で活躍する大阪の中小企業の紹介や、食品ロスをなくすための取り組みなどを英語で発表しました。7月21日の前期成果発表会から1カ月もたっていないのに、受講生たちが堂々と発表している姿に成長を感じました。(写真3、4)
最後は皆で記念写真に納まりました。まさかこの歳で「ギャルピース」をすることになるとは想像もしておりませんでした。(写真5)
おまけの1枚、大阪府咲州庁舎からは大阪・関西万博の会場となる夢洲が一望できます。先日お邪魔したばかりですが、上から見るとまた印象が違いますね。(写真6)
8月6日(火) 晴れ
大阪市港区民センターで開かれた第3回ツーリストシップサミットに出席しました。
スポーツマンシップという言葉は皆さん、おなじみのことでしょう。今年のパリオリンピックを見ても勝負には全力を尽くし、終われば勝敗を超えて互いの健闘をたたえ合う、このようなシーンが幾度もありました。
では、ツーリストシップとは何を指すのでしょうか? 簡単に言えばスポーツマンシップの旅行者版、ということになります。訪問する場所、そこに暮らす人たちへの配慮を忘れず、旅行を楽しむ、ということです。
主催者の一般社団法人ツーリストシップの田中千恵子代表理事のあいさつで始まりました(写真1)。大阪・関西万博についての説明の後(写真2)、京都錦市場商店街振興組合の清水彰事務局長が持続可能な観光への取り組みを紹介しました(写真3)。
オーバーツーリズムの弊害をなくすべく、様々な工夫をしたこと、失敗事例も多くあったことなど赤裸々に話をされました。
今回は沖縄・石垣島から「きいやま商店」というボーカルグループが来阪、歌で会場を大いに盛り上げてくれました。きいやま商店のメンバー3人は石垣島のツーリストシップアンバサダーとしても活動しています。(写真4)
このほか、高校生によるオーバーツーリズムについての地域住民、外国人旅行者への意識調査や、観光業界で働く人たちによるパネル討論などがありました。途中で帰らざるを得なかったのが残念でした。
8月2日(金) 晴れ
大阪府が府内の高校生や中学3年生を対象に実践的な英語の体験をしてもらう「グローバル体験プログラム」を視察しました。(写真1)
オーストラリアへホームステイに行く、という設定で飛行機の搭乗手続き(写真2)や機内サービスを受けるやりとり(写真3)、入国審査などを模擬体験します。
5年前にも同じプログラムを視察したことがあります。その時に比べ、生徒たちの興味関心を引き付け、英語を話す楽しさを実感してもらおう、という点で工夫がこらされていると感じました。
ネイティブ講師陣も役割分担をしているのか、「失敗を恐れないで」とやさしく話しかける人、「毎日が英語のテストだ。間違えないように」とこわもてを演じる人と楽しませてもらいました。
何より、日本語学校に在籍する外国人留学生と英語で会話をするというのは生徒たちにとって新鮮な体験だったのではないでしょうか。(写真4)
毎年2000人程度の生徒たちが参加しているそうです。プログラムを企画・運営するECC国際外語専門学校(大阪市北区)の施設を使い、学校の教室とは違う環境で英会話を練習できるというのは生徒たちにいい刺激になっているでしょう。プログラム体験前後で生徒たちの表情が大きく変わったのを感じました。
おまけの1枚。この日の視察に参加した議員、左から宮本恵子・堺市議、大竹いずみ・大阪府議、私、の3人です(写真5)。過去に国際線で使われていたビジネスクラスのシートに座らせてもらいました。
8月1日(木) 晴れ
会派で2025大阪・関西万博の工事現場を視察しました。(写真)
大阪府・市や経済界などで出展するパビリオンは予定通り10月中に建物は出来上がるそうです。展示物の取り付けなど内装工事を進め、試運転も済ませて来年4月の開幕に備えます。
あちこちで工事が急ピッチで進んでいる、というのが実感です。猛暑の中、工事を進めている皆様がご無事でありますように。