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第1期
6月24日(月) くもり
大阪府に暮らす在留外国人の支援をしている任意団体「子どもの夢応援ネットワーク」が水野達朗・府教育長へ要望を提出、私も同席しました(写真)。
府立高校に通う外国ルーツの生徒たちへの支援策の充実が主な内容でした。現在、日本語指導の必要な外国ルーツの生徒を受け入れる「枠」を設けた府立高校が8校あります。志願者数が増え続けているため、枠校の数を増やすことや、「家族滞在」ビザで高校に通う生徒を奨学金の受給対象にすることなどを具体例として挙げていました。
水野教育長は自身も「枠校」を訪れたことに触れ「課題意識は持っている。進められることは進めたい」と応じました。
6月10日(月) 晴れ
この任期で2回目となる一般質問をしました(写真)。①ネイチャーポジティブの実現に向けた取り組み②府域における文化芸術の魅力発信③英語教育推進事業④日本語指導が必要な児童生徒への支援⑤新大阪駅エリアのまちづくり⑥淀川舟運活性化に向けた流域のにぎわいづくり、の6項目を取り上げました。
①は「自然再興」という日本語訳もありますが、どちらも聞きなれない言葉でしょう。現状をこれ以上悪くしない、という意味合いの強い「自然保護」ではなく、「自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め上向きに反転させること」と定義されています。
府は企業向けに「おおさか生物多様性応援宣言」登録制度を2023年度に創設し、すでに89団体が宣言、今年度は新たに100団体の登録を目指す、としています。
新梅田シティの「新・里山」や新ダイビルの「堂島の杜(もり)」など府内6カ所を国が「自然共生サイト」に認定、都市部で自然環境を創出することは生物多様性の重要性の広報効果がたかいので、さらに認定が進むよう支援する、と答弁がありました。
②は大阪にやってくる旅行者を広く府域に誘客するのが広域自治体としての府の役割、との観点で質問しました。府は昨年度、枚方市や岸和田市、豊中市など5カ所で文化資源魅力向上事業を実施したことを紹介しました。(写真2)
今年度はプロデューサーなど専門家を活用し、地元の文化芸術団体や市町村との連携を強化し、文化資源のさらなる魅力発信と府域への誘客につなげる、との意向を見せました。
③は府が開発した英語学習アプリ「BASE in OSAKA」の運用状況を聞きました。今年度は府内の公立小中高校で研究校を指定し、国の予算を使い効果的な活用方法を研究しています。今後、その成果を生かし小学校から高校まで一貫した英語教育の充実につなげていきます。
④はまず小中学生向けのオンライン日本語指導に触れました。今年度から指導員を1人増やし5人体制にしました。在籍校での日本語指導に週2時間のオンライン日本語指導を受けることで、参加している児童生徒の約95%が日本語能力の向上が見られる、とのことです。
外国で中学校段階までの教育を受け、府立高校へ直接進学してくる「ダイレクト生」が増えています。日本語が十分でなく、生活習慣が異なる生徒が円滑に高校生活を過ごせるよう、必要な支援体制を検討していく、と答弁がありました。
⑤は新大阪駅南口の約13ヘクタールを対象に将来のまちづくりビジョンなどを検討する「新大阪駅南口エリアまちづくり協議会」がこの3月、発足しました。民間主体のまちづくりを促すべく、効果的にPRするキャッチフレーズなどのコンテンツを作り、積極的に発信していく、とのことです。
⑥は私の地元、淀川区十三エリアだけでなく枚方市や京都市伏見区などの船着き場でも「かわまちづくり」を進めています。流域全体で魅力を高めることがお互いのメリットになると考えています。
10月には国を中心とする「淀川舟運活性化協議会」が船着き場を船でつなぐ社会実験をする予定です。併せて自転車で流域の見どころをめぐる催しや、各地のイベントを同時期に開くそうです。
この日の一般質問の様子は府議会ホームページで見ることができます。アドレスはこちら。http://www.gikai-chukei.jp/ 6月 本会議 を選んでください。