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第1期
9月8日(日) 晴れ
阿倍野市民学習センター(大阪市阿倍野区)で開かれた全国ギャンブル依存症家族の会大阪・堺の集まりにお伺いしました。
この日は自身がギャンブル依存症に苦しんだ男性が体験を話してくれました。治療のため入院もし、依存症者同士の集まりを通して悩みを分かち合うことで乗り越えようとしている、とのことでした(写真1)。
その後は家族にギャンブル依存症者がいる人たちが少人数のグループに分かれ、互いに現状を聞いたり、解決に向けて励まし合ったり、という様子をつぶさに見ることができました。
最後に一言、参加された方々にこの日の感想などをお話ししました(写真2)。改めて解決に向けて取り組まなければ、との思いを強くしました。家族会の活動をされている皆様に深く敬意を表します。
9月3日(火) 晴れ
会派の議員有志で大阪府立砂川厚生福祉センター(泉南市)を視察しました。(写真1、2)
重度の知的障がいで意思疎通が困難な「強度行動障がい」の人たちを受け入れ、日常生活能力の向上を目指す「いぶき」と、就労等を目標に地域での生活を希望する中軽度の知的障がいの人を受け入れる「つばさ」の2施設があります。いぶきは40人、つばさは30人を受け入れることができます。
強度行動障がい、という言葉を耳にした人は少ないと思います。他人にかみつく、頭突きをする、物を壊すなどの他傷行為や、自傷行為が通常では考えられない頻度と形式で現れ、著しく処遇の難しい状態を指します。
強度行動障がいの人たちとイラスト入りのカードを使って意思疎通を図ったり、遊具などを使って注意力や集中力を引き出したりと、個々人に合わせ「静」と「動」を合わせたメリハリのあるプログラムを提供しています。
つばさはグループワークや個別での面談、就労体験などを通し、地域で暮らせるようになることを目指しています。
実際に製品の包装作業などをしている様子も見ることができました。皆さん楽しそうに働いていました。
この日の説明で強く残っているのは、行動障がいというのは本人の障がい特性と環境要因が積み重なって起こるもの、という点です。
本人にすれば情報が「わからない」、意思が「伝わらない」の悪循環が続き、人や場に対する嫌悪感・不信感が募ることで状態が悪くなっていきます。早い段階で気づくことで少しでも対象となる人を減らしていきたい、との施設の人の思いを重く受け止めました。