大阪府議会議員 かじき一彦 公明党

公明党大阪府議会議員団で府に申し入れ

12月22日(月) 晴れ

 公明党大阪府議会議員団は府庁で吉村洋文知事に会い、2026年度府政の施策ならびに予算編成に関する要望書を提出しました。

 府議団は国の重点支援地方交付金だけでなく、不用額や基金の活用、税収の上振れ分など府の財源も見つけ出し、幅広い層への物価高対策を迅速に実施するよう要望しました。(写真)

 具体策として①府立学校の給食費無償化②奨学金返還支援制度導入促進事業の継続③建設や物流、輸送、介護など人材不足の業種の処遇改善④低・中所得者やひとり親家庭、障がい者、高齢者などへの支援――を求めました。

 また、不妊治療の支援拡充や産前産後を含めた妊産婦医療費助成制度の創設、市町村や民間団体と連携した結婚支援など、少子化対策の強化を要請。性犯罪・性暴力被害者支援センターの充実も訴えました。

 吉村知事は要望内容を検討し、府政運営に生かす考えを示しました。


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リトルベビーの写真展を訪問

12月21日(日) 雨

 リトルベビーの理解を広げる子育て団体「キラリベビーサークル」が大阪市立クラフトバーク(大阪市平野区)で開いた「キラキラ輝く 小さな写真展」にお伺いしました。(写真1)

 小さく生まれても、元気に成長する子どもの姿を示すことで、同様の境遇にある家族に勇気や希望を届けるほか、リトルベビーに関する理解を促進するのが狙いです。(写真2)

 今回は北摂地域で2009年から活動されている「にきゅきっず」の子どもたちの成長を示す写真もありました。アメリカへ留学している大学生、和太鼓を力強く演奏する高校生らかつてのリトルベビーたちが両親への感謝や将来の夢などを語ってくれていました。(写真3)

 2023年1月「おおさかリトルベビーハンドブック」が完成しました。公明党大阪府議会議員団が府議会での質問を通し、作成を府に強く働きかけていました。

 リトルベビーハンドブックは府内のNICU(新生児特定集中治療室)に入院中の出生体重がおおむね1500グラム未満の子ども(2020年1月1日以降出生)とその保護者にお配りしています。

 どの子も大切な宝の命です。私がお伺いしている間に主催者の方のお子さんがやってきました。楽しそうにふるまう姿で周囲を明るくしてくれました。これからもすくすく育ってくれることを願っています。


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大阪大学レーザー科学研究所を視察

12月8日(月) 晴れ

 会派で大阪大学レーザー科学研究所(吹田市)を視察しました。(写真1)

 この日はレーザーを使った核融合による発電技術の研究についてお話を伺い、実験装置を見せてもらいました。(写真2、3)

 二酸化炭素を出さずに発電できる方法としてレーザー核融合の技術が注目されています。自然界に存在する二重水素に強力なレーザーを当てることで核融合反応を起こし、発生する熱で電力を生み出すというものです。

 実用化すれば学校の体育館程度の大きさの施設で発電できるようになるそうです。従来の原子力発電と異なり、非常時は簡単に核融合反応を止めることができるので安全性も高いといいます。

 まだまだ課題は山積しているようですが、未来のエネルギー源として大いに期待したいですね。


写真1

写真2

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府議会府民文化常任委員会で質疑

12月1日(月) 晴れ

 この日は①大阪スマートシティパートナーズフォーラム(OSPF)②新たな舟運ルートの発掘・創出事業③OSAKA ART MARKET④大阪府立国際会議場の国際会議成約件数、の4項目につき、2024年度決算をもとに質疑しました。(写真)

 ①は市町村の抱える地域・社会課題の解決や住民サービスの向上を目的として法人会員の会費収入を活用し、市町村と民間企業が連携・協働する仕組みです。

 24年度は「スマートヘルスシティ」「子育てしやすいまちづくり」など6件の実証プロジェクトをしました。このうち、貝塚市での不登校対策支援は25年度から事業化されたとのことです。

 府内43全市町村と企業や大学など約400団体で構成するOSPFの活動を活性化すべく、専用サイトを通した相互の情報発信を促しています。デジタル化の恩恵を府内どこにいても受けられるよう求めました。

 ②は大阪港と神戸港を結ぶクルーズ船事業を取り上げました。24年11月に舟運や観光関連など事業者向け、25年1月に市民向けのクルーズがあり、それぞれ60人、140人が体験しました。

 市民向けクルーズに参加した人の約9割が高い評価をし、約8割が「また参加したい」と答えてくれたとのことです。大阪ー神戸間を移動するだけなら電車をはじめとする陸路のほうが早くて安いのが現実です。大阪港発のクルーズの可能性を探るうえで関係機関との一層の連携を求めました。

 ③は多くの方にアートに触れる機会を提供し、これからの活躍が期待できる若手アーティストの支援が目的です。24年度は「推しを持ち帰ろう。アートをもっとカジュアルに。」をコンセプトにグランフロント大阪北館1階の広場で開催、2日間で5000人を超える来場者がありました。

 アーティストと来場者が会話を楽しむ機会を設けただけでなく、音楽に合わせたライブドローイングなどのイベントも合わせ、アートに興味を持ってもらえる工夫をしたとのことです。

 私からは最後に一過性のイベントで終わらせるのではなく、現代アートを生かしたまちづくり、魅力づくりを進めるべきだ、との視点で要望をしました。

 ④は国際会議成約件数が24年度は40件だったことに触れ、駆け込み需要で膨らんだ23年度より件数は減ったものの、当初目標を上回った理由をお聞きしました。

 大規模修繕工事による休館期間中に首都圏など遠方の会議主催者に集中的な営業活動をしたこと、ホームページを全面改訂して施設の魅力発信に努めたことなどの答弁がありました。

 この日の質疑の様子は大阪府議会YouTubeチャンネルで見ることができます。リンクはこちらです。

 https://www.youtube.com/channel/UCiFRocwAr7YBbvKcnnxsxHA


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